トイレ掃除で頑固な汚れを『つるんっ』と落とすラクな方法

トイレ

トイレ掃除を毎日やってはいるけれど、どうしても落ちない頑固な汚れがあって何とか落としたいと思っていませんか?

購入した当初は真っ白でピカピカだった便器も、1年、2年と時間が経つにつれて徐々に輝きが失われ、いつしか通常の掃除では落ちない『頑固な汚れ』がでてくるようになります。

この頑固な汚れですが、実はちょっとしたことをするだけで『つるんっ』とラクに汚れを落とすことができます。

今回は、その『つるんっ』と頑固な汚れを落とす方法についてご紹介いたします。

トイレ掃除で頑固な汚れを落とすときは『洗剤選び』が重要

もしも、あなたがトイレ掃除の際に『いつも同じ洗剤だけを使って掃除している』のであれば、まずは汚れ別に適した洗剤選びからはじめましょう。

ここでは、頑固な汚れの原因別に使うべき適切な洗剤の選び方をご紹介しているので、チェックしてみてください。

黄色い頑固な汚れ掃除は『酸性洗剤』を使う

トイレ便器内にある黄色い汚れの正体は、「尿石」とよばれる尿が結晶化したものです。

尿石はアルカリ性の汚れなので、酸性洗剤を使って掃除を行います。中性洗剤や塩素系洗剤ですと、こびりついてしまった尿石は溶かせないので注意しましょう。

黒色の頑固な汚れ掃除は『塩素系洗剤(漂白剤)』を使う

便器ふち裏や封水(水たまりのこと)近辺にできる黒色の汚れの正体は、「黒カビ」です。

黒カビの掃除は、お風呂のゴムパッキンの黒カビ退治と同様に塩素系洗剤(漂白剤)を使います。

一度黒カビが発生すると、塩素系洗剤(漂白剤)を使って除菌をしないと掃除をしてもすぐに汚れが再発するので注意しましょう。

赤・ピンク色の頑固な汚れ掃除は『中性洗剤』を使う

赤・ピンク色の汚れの正体は、雑菌です。水垢などとも呼ばれており、あの赤・ピンク色の汚れは小さな雑菌が大量に繁殖したものです。

この汚れの場合は、通常の掃除で使う中性洗剤とトイレブラシを使います。

雑菌は一度掃除しても再度繁殖することがあるので、こまめに掃除をする必要があります。ただし、その繁殖のスピードを落としたりといった対策はあるので、今回はその対策方法をページ下部でご紹介します。

>>>トイレの赤・ピンク色汚れの掃除方法

トイレ掃除で頑固な汚れを落とすラクな方法

汚れの原因別に、洗剤の選び方を紹介しましたが、ここからはその洗剤を使った上で『頑固な汚れをラクに落とす掃除のやり方』をご紹介します。

洗剤の選び方はあっていたけれど、どうしても通常のブラシでこする方法では汚れが落ちないという人にもおすすめの方法を紹介しているのでチェックしてみてください。

トイレの頑固な汚れ掃除術1.尿石のラクな落とし方

尿石汚れは、サンポールのような酸性洗剤を使うことできれいに掃除をすることができます。

しかし、長い時間をかけて少しずつ蓄積していった頑固な尿石汚れの場合は、サンポールをかけてトイレブラシでこすっても汚れが取れないということもあります。

また、ブラシでゴシゴシ力を入れて掃除するのは結構な重労働です。そこで今回は、「トイレブラシでこすらずに、ラクに頑固な尿石汚れを落とす方法」をご紹介します。

デオライトLでこすらず尿石除去

トイレ便器にべったりこびりついた尿石の掃除をするときは、「デオライトL」と呼ばれる業務用の尿石除去剤を使うのがおすすめです。

デオライトLは、男性小便器の尿石除去剤のイメージがありますが、洋式便器でもしようすることができます。

デオライトLには、小便器で使うときの説明しか書いていないので、ここでは洋式便器の尿石除去のときの手順をご紹介します。

【必要なもの】
・ゴム手袋
・バケツ
・給油ポンプ(100均で小さいの売ってます)
・デオライトL

  1. 給油ポンプで、便器の水(封水)をバケツにくみ出す。
  2. デオライトLを黄ばみ汚れの上からかけつつ、もともとあった水の量と同じくらい注ぐ。
  3. 15~30分ほど放置して、トイレの水でしっかり流して完了。

上記がデオライトLの使用手順です。水を抜かずに使う人が多いですが、効果をしっかり発揮したい場合は水を抜くことをおすすめします。

1回で汚れが落ちない場合は2~3回繰り返すことで徐々にきれいになっていきます。

トイレの頑固な汚れ掃除術2.黒カビのラクな落とし方

黒カビ汚れの掃除で、きちんと塩素系洗剤(漂白剤)を使っているけれど、ふち裏だけ汚れが残る、すぐに黒カビが再発するという場合。

このようなときは、『塩素系洗剤(漂白剤)とかたくり粉』を使って掃除をしてみるといいでしょう。

塩素系洗剤とかたくり粉を使った黒カビ掃除の手順

黒カビ掃除をするときに、サラサラした塩素系洗剤を使っていると、黒カビの根を殺菌しきれずに液が便器の水たまりに流れていくということがあります。

そこで、いつも使っている塩素系洗剤に「かたくり粉」を混ぜることで粘り気を持たせて黒カビの根をしっかり殺菌させることができます。

【必要なもの】
・塩素系洗剤(漂白剤)
・かたくり粉
・ゴム手袋

  1. 塩素系洗剤(漂白剤)とかたくり粉を1:1の割合で混ぜ合わせて洗剤ペーストを作る。
  2. (1)の洗剤ペーストをゴム手袋を使ってふち裏に塗る(100円ショップで掃除用ヘラを買っておくと便利です)
  3. 10~20分ほど放置して水で流して完了

もしも、(3)の時点で黒カビが残っている場合は軽くブラシでこすった後に、再度洗剤ペーストを使うといいでしょう。

また、毎回、かたくり粉と塩素系洗剤(漂白剤)を混ぜるのが面倒、食品をトイレ掃除に使いたくないという人は下記ページで紹介している『粘り気の強い塩素系洗剤』に切り替えてみるのもいいでしょう。

>>>トイレのふち裏側掃除をラクにする方法!黒カビも尿石もほったらかしキレイ

トイレの頑固な汚れ掃除術3.赤・ピンク色汚れの発生を抑える対策

水垢汚れは、通常のトイレ掃除で使う中性洗剤とトイレブラシでゴシゴシすれば汚れを落とすことができます。

しかし、1度掃除してもしばらくすると再度赤やピンク色の汚れが発生してしまうということがあります。

この汚れは雑菌が繁殖しているものなので、1回掃除しても再発しやすい汚れですが、できれば再発までの期間・頻度を減らしたいですよね。

その場合は、下記のような対策を日頃からしておくのがおすすめです。

【赤・ピンク色汚れの発生を抑える対策】

・換気をしっかりする
・スタンプクリーナーや置き型洗浄剤を使う
・ふち裏までしっかり掃除しておく

上記が、赤・ピンク色汚れの発生を抑える対策です。換気は、カビや雑菌を抑える基本の対策ですが、基本だからこそしっかりとやっておくことをおすすめします。

スタンプクリーナーや置き型洗浄剤は、水を流す度に洗浄剤で自動で便器内を掃除するので雑菌の繁殖を直接抑えることができるので一番効果を実感しやすいと思います。

トイレのタンクやノズルの頑固な汚れ掃除のやり方

ここまでは、トイレの便器内の頑固な汚れを落とす方法をご紹介しました。

しかし、便器の中よりももっと掃除がしづらくて、頑固な汚れがたまりやすい場所がありますよね。

そうです。「トイレのタンクの中」と「ウォシュレットノズル」の2ヶ所です。

この2ヶ所についても、付きやすい頑固な汚れをピンポイントでラクに落とす方法があるのでご紹介します。

トイレタンクの頑固な黒ずみ汚れは専用洗浄剤で落とせる

トイレタンク内の黒ずみ汚れは、「トイレタンク専用洗浄剤」を使うことでラクにきれいに掃除することが可能です。

タンクの洗浄剤には色々なものがありますが、「ecofriend+α」という木村石鹸の洗浄剤がおすすめです。

洗浄力はもちろんですが、パッケージやボトルのデザインがおしゃれなのでトイレの棚にパッケージごと置くことができます。

目に見える場所に置いておくと、「あ、そろそろ掃除しなくちゃ」と気づくことができるので地味に便利ですよ。

ウォシュレットの頑固な汚れは専用ブラシと洗浄剤で掃除する

ウォシュレットノズルの掃除をする場合、「洗剤をノズルにかけて歯ブラシで磨く」というのが一昔前の基本的な掃除方法でした。

しかし、ウォシュレットが当たり前になった今では「専用ブラシ」や「ノズル専用洗浄剤」を使うのが一般的になっています。

ただ、そういった専用ブラシや洗浄剤では取れない「尿石汚れ」がノズルに溜まることもありますよね。ここでは、そのノズルについた尿石汚れの取り方をご紹介します。

トイレットペーパーと重曹パックで尿石を溶かし落とす!

ウォシュレットノズルに尿石汚れがこびりついてしまい、専用ブラシや洗浄剤で掃除しても尿石が落ちないときは「トイレットペーパーと重曹・お酢」を使った縦走パックをするのがおすすめです。

【必要な道具】
・トイレットペーパー
・重曹
・お酢
・霧吹き(スプレーボトル/100均で買えます)
・ゴム手袋
・ブラシ(歯ブラシでも専用ブラシでも可)

  1. 重曹と少量の水を混ぜて、ペースト状にする(重曹ペースト)。
  2. 重曹ペーストをトイレットペーパー1枚に塗り広げ、ウォシュレットノズルに巻く。
  3. トイレットペーパーの上から、お酢をポタポタ垂らしてしばらく放置する。(霧吹きでシュッシュッとするとやりやすい)
  4. 10~20分ほど放置したら、ノズル掃除用のブラシを使ってノズルを磨く。
  5. 水できれいに流して完了

サンポールをトイレットペーパーに染み込ませてもいいのですが、ウォシュレットノズルの水は体のデリケートな部分に当たるので、できれば刺激の少ない優しい重曹とお酢を使うのがおすすめです。

トイレ掃除で頑固な汚れを『つるんっ』と落とすラクな方法まとめ

今回は、トイレの頑固な汚れをラクに落とす掃除方法についてご紹介しました。

結構長くなりましたので、要点を最後にまとめておきたいと思います。

【頑固な汚れをラクに落とすポイント】

・尿石汚れ→デオライトLでつけおき除去
・黒カビ汚れ→塩素系洗剤とかたくり粉で「粘り気」強化
・赤、ピンク色汚れ(雑菌)→スタンプクリーナーや置き型洗剤で除菌
・トイレタンク内の汚れ→タンク内専用洗浄剤ですっきり除菌
・ウォシュレットノズルの尿石→重曹パックでやさしく除去

頑固な汚れ落としの基本は、洗浄剤でつけ置きすることです。つけ置きするだけではありますが、そのための準備にはやはり時間と労力がかかります。

そのため、「共働きで二人とも自分で掃除するのは体力的にも時間的にも無理だ」というときはハウスクリーニングサービスを利用するというのもいいでしょう。

最近は、トイレだけ、キッチンだけ、お風呂場だけ、というように必要な箇所だけプロがクリーニングしてくれるサービスもあるので一度検討してみてはいかがでしょうか。

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