トイレの黄ばみの掃除術~元の白い便器に戻す3つの裏技~

トイレ

通常、トイレの黄ばみ汚れは、酸性洗剤を使うことで落とすことができます。

しかし、重度の黄ばみ汚れの場合は、酸性洗剤をかけてトイレブラシでこすったくらいでは落ちません。少し工夫をする必要があります。

そこで今回は、通常の掃除では落ちない重度の黄ばみ汚れも『パッ!』と落としてしまう3つの裏技をご紹介したいと思います。

トイレ黄ばみの基本的な掃除方法

「別にそこまで黄ばみ汚れがひどくないので、簡単にできる基本的な汚れの落とし方を知りたい」という人もいると思います。

そこでまずは、トイレの黄ばみ汚れを落とす基本的な掃除のやり方をご紹介いたします。

※重度の黄ばみ汚れを落とす裏技だけ知りたいという人は、下記リンクで見出しに移動できます。

>>>トイレの黄ばみの掃除術~白い便器に戻す3つの裏技~

トイレの黄ばみ掃除は「酸性洗剤」で尿石を溶かす

日頃のトイレの掃除では「中性洗剤」を使うのが一般的ですが、黄ばみの掃除をするときは「酸性洗剤」を使います。

これは、黄ばみの原因である「尿石」がアルカリ性の汚れだからです。

メーカーによって色々な酸性洗剤が販売されていますが、一番有名なのは緑のボトルと黄色いキャップの「サンポール」です。

軽度の黄ばみ汚れはサンポールとトイレブラシだけでOK!

ちょっと黄色くなっている程度の汚れであれば、サンポールをかけてトイレブラシで磨くだけで黄ばみ汚れを落とすことができます。

ただし、下記のような黄ばみ汚れの場合はサンポールを使うだけでは落ちないことがあります。

  • 毎日掃除しているのにできた黄ばみ汚れ
  • 長期間掃除をしていなくてできた黄ばみ汚れ
  • 公共施設など多数の人が使うトイレでできた黄ばみ汚れ

上記のような黄ばみ汚れについては、次から紹介する「3つの裏技」を試してみてください。

トイレの黄ばみの掃除術~白い便器に戻す3つの裏技~

通常の酸性洗剤とトイレブラシを使った掃除では落ちないような「頑固な黄ばみ汚れ」。

「もう10年以上使っているトイレだし、落ちないのかな」と諦める前に、ここで紹介する「3つの裏技」を試してみてはいかがでしょうか。

少し強力な洗浄剤を使った方法もありますが、複数回やることで徐々に黄ばみ汚れを落とす方法も紹介しているので、自分に合いそうな方法がないかチェックしてみてください。

黄ばみ掃除術1.サンポールとトイレットペーパーパック

黄ばみ掃除に使うサンポール(酸性洗剤)は、実はトイレットペーパーと組み合わせることで、より効果的に尿石汚れを落とすことができます。

今回は、そのサンポールとトイレットペーパーパックのやり方をご紹介します。

サンポールとトイレットペーパーパックの手順

必要なものは、サンポール、トイレットペーパー、ゴム手袋、トイレブラシです。

  1. トイレットペーパーを黄ばみ汚れが気になる箇所に2枚重ねで貼り付ける。
  2. トイレットペーパーの上から、サンポールを浸すくらいかける。
  3. 20~30分ほど放置。
  4. 放置後は、水で流す前に軽くトイレブラシでこする。
  5. 水を流して完了。

1回のパックで落ちないときは、2~3回と複数回に分けるとよりきれいに汚れが落ちるようになります。

ただし、この方法ですと「水たまりの中」「便器の奥」の尿石汚れは落とすことができません。

水たまりの中や便器の奥(排水管手前)の黄ばみ汚れを落としたい場合は、次で紹介する「デオライトL」を使うのがおすすめです。

黄ばみ掃除術2.デオライトLで強力な尿石除去

デオライトLは、業務用の尿石除去剤です。

デオライトLのパッケージには小便器での使い方が書かれていますが、実は「洋式便器」の黄ばみ汚れを落とすのにも使えます。

デオライトLでこすらず尿石除去

トイレ便器にべったりこびりついた尿石の掃除をするときは、「デオライトL」と呼ばれる業務用の尿石除去剤を使うのがおすすめです。

デオライトLは、男性小便器の尿石除去剤のイメージがありますが、洋式便器でもしようすることができます。

デオライトLには、小便器で使うときの説明しか書いていないので、ここでは洋式便器の尿石除去のときの手順をご紹介します。

【必要なもの】
・ゴム手袋
・バケツ
・給油ポンプ(100均で小さいの売ってます)
・デオライトL

  1. 給油ポンプで、便器の水(封水)をバケツにくみ出す。
  2. デオライトLを黄ばみ汚れの上からかけつつ、もともとあった水の量と同じくらい注ぐ。
  3. 15~30分ほど放置して、トイレの水でしっかり流して完了。

上記がデオライトLの使用手順です。水を抜かずに使う人が多いですが、効果をしっかり発揮したい場合は水を抜くことをおすすめします。

サンポールのときと同様に、1回で汚れが落ちない場合は2~3回繰り返すことで徐々にきれいになっていきます。

黄ばみ掃除術3.重曹とお酢でやさしく尿石溶かし

「子供もいるし、強力な洗浄剤は使いたくない」「肌が弱いので刺激の少ない洗浄方法が知りたい」というときは、重曹とお酢を使った掃除方法がおすすめです。

重曹を粉のまま振りかけてお酢を流すという方法でもいいですが、今回は、より効果的に黄ばみ汚れを落とせる手順をご紹介します。

重曹ペーストとお酢を使った掃除手順

重曹とお酢は、100円ショップやネットで大量販売されているもので問題ありません。

重曹はお掃除用と食品用とがありますが、掃除に使う場合はどちらでも大丈夫です(料理に使うときは、食品用が安心です)。

【必要なもの】
・重曹
・お酢
・水少量
・霧吹き(100均で購入可能)
・トイレブラシ
・ゴム手袋

  1. 重曹と水を2:1の分量で混ぜて、ペースト状にする(重曹ペースト)
  2. 重曹ペーストをトイレの黄ばみ汚れが気になる箇所に塗る
  3. 霧吹きにお酢を入れて、重曹ペーストにお酢をふきかける
  4. 「しゅわしゅわ~っ」と泡が立つので、そのまま10~20分ほど放置する
  5. 放置した後はトイレブラシで軽くこすって、水を流して完了

重曹ペーストにしておくと、ふち裏やウォシュレットノズルなどの際どい箇所にもしっかりと塗布することができます。

ただ、刺激が少ない分、やはり酸性洗剤と比べると洗浄力が弱いので汚れがひどいときは複数回にわける必要があります。

トイレの黄ばみの掃除術~元の白い便器に戻す3つの裏技~まとめ

今回は、トイレの黄ばみ汚れをきれいにする3つの裏技についてご紹介しましたが、最後にポイントをまとめておきたいと思います。

【黄ばみ汚れの掃除ポイント】
  • 通常の掃除はサンポールとトイレブラシ
  • 落ちない黄ばみはサンポールとトイレットペーパーパック
  • 重度の黄ばみはデオライトL
  • 刺激を抑えたいときは重曹ペースト

ここで紹介した方法を使えば、黄ばみ汚れを落とすことができますが、「自分でやるにはトイレが汚すぎる」「忙しすぎて自分では掃除する暇がない」という人もいるかと思います。

そういったときは、ハウスクリーニング業者にトイレのクリーニングだけ頼んでみてはいかがでしょうか。

最近は、家全体でなくても、トイレだけ、キッチンだけ、お風呂だけと必要な箇所だけクリーニングしてくれるサービスが増えています。

共働きや子育て中で時間がない人、年末の大掃除だけプロにまかせてゆっくりしたいという人は、一度ハウスクリーニングサービスの利用を検討してみるといいでしょう。

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