お風呂の床掃除、、、みなさんは毎日やっていますか?
毎日やっているという人もいれば、「週1くらい・・いや、月1かも」という人もいるかと思います。
浴槽や蛇口などは「きちっ」と掃除していても、床になると掃除する面積も多いし、何より浴槽や蛇口よりも汚れが落ちにくいので大変ですよね。
とくに、黄ばみ・黒ずみ・水垢・なにかわからない白い汚れなどがついていると、スポンジと洗剤でゴシゴシ洗っても全然きれいにならないということもあります。
しかし、それぞれの汚れに効く洗剤やブラシの形状などを知っていれば、ちょっとこするだけで簡単に各汚れを落とすことができます。
そこで今回は、「ラクなのに」お風呂の床の汚れを簡単に落とす掃除のやり方をご紹介したいと思います。
お風呂の床掃除を「ラク」なのにきれいに仕上げる道具
お風呂の床掃除では、毎日の軽い掃除であれば「中性洗剤」を使ったので十分です。
しかし、床に黄ばみ・黒ずみ・水垢・なにかの白い汚れがついているときに、中性洗剤とスポンジでゴシゴシするのは非常に大変です(ほんと、重労働)。
床に何らかの汚れがついているときは、次で紹介する3つのアイテムを使い分けると「つるっ!」と汚れが落ちるのでラクです。
お風呂の床掃除をラクにするには3つのアイテムを使いわけるのがコツ
お風呂の床掃除をラクにしたいのであれば、下記3つのアイテムを汚れ別に使い分けるのがおすすめです。
- 重曹
- お酢
- クエン酸
重曹は必須ですが、お酢とクエン酸については好みのものを片方だけ揃えておけばOKです。
お酢とクエン酸はどっちがおすすめ?
徹底してラクに掃除をしたいという人は「お酢」、ちょっとだけ手間になるけれどお酢の匂いが心配という人は「クエン酸」がおすすめです。
掃除のやり方で詳しく紹介しますが、クエン酸の場合はクエン酸の粉末と水をスプレーボトルで掃除前に組み合わせる工程があるので、これが面倒だと感じる人は、そのまま使えるお酢がおすすめです。
お風呂の床掃除でやっかいな黄ばみ・黒ずみ・水垢・白い汚れを落とすコツ
お風呂の床掃除をラクにするためのアイテムを紹介しましたが、今度はそのアイテムを使った掃除のやり方をご紹介します。
汚れの種類別に使うアイテム、掃除のやり方が異なるので、今あなたが気になっている汚れの落とし方をチェックしてみてください。
お風呂の床掃除術1.黄ばみ汚れの落とし方
お風呂の床が、黄ばんでいるというときは「重曹とお酢(またはクエン酸)」を浸かった掃除術を使うとラクに汚れを落とすことができます。
【必要なもの】
・重曹
・お酢またはクエン酸
・スプレーボトル
・掃除用ブラシ(100円ショップのものでOK)
黄ばみをラクにきれいに落とす手順
掃除をする前に床が濡れている場合は、タオルや雑巾で拭いて乾燥させておくと、よりきれいに汚れが落ちます。
- お酢はスプレーボトルに入れておく。クエン酸の場合は、クエン酸:水=小さじ1杯:100ml(カップ1/2)をスプレーボトルに入れて混ぜておく。
- 汚れが気になる箇所に重曹をパラパラッと撒いて、その上から(1)のお酢またはクエン酸水をシュッシュッとスプレーする。
- 20~30分ほど放置する。
- ブラシで軽く円を描くように床を磨いてから、水を流して完了。
黄ばみ汚れは人の皮脂が固まったものが多いので、この方法を使うときれいに溶かし落とすことができます。
ただ、この黄ばみ汚れが長期間放置されたことで酸化し、強固な汚れになる「黒ずみ」汚れについては次で紹介する方法を使うのがおすすめです。
お風呂の床掃除術2.黒ずみ汚れの落とし方
黄ばみ汚れが酸化して、黒ずみ汚れに進化してしまったときは、「重曹ペーストパック」を使いましょう。
黄ばみ汚れのときと同じ道具を使いますが、ちょっとだけ重曹の扱いが異なるので手順をご紹介します。
【必要なもの】
・重曹
・お酢またはクエン酸
・スプレーボトル
・掃除用ブラシ(100円ショップのものでOK)
・ラップ
・ヘラ(100円ショップで購入可能。なくてもOK)
・小さい入れ物(紙皿でOK)
黒ずみをラクにきれいに落とす手順
お酢はそのままスプレーボトルに入れておき、クエン酸を使うときは「クエン酸:水=小さじ1杯:100ml(カップ1/2)」をスプレーボトルに入れてクエン酸水を作っておきましょう。
- 重曹:水=1:1で混ぜ合わせて、重曹ペーストを作る。
- 重曹ペーストを黒ずみ汚れの気になる箇所に塗り、上からお酢またはクエン酸水をスプレーし、ラップでパックする。
- 20~30分ほど放置する。
- ラップを取って、掃除用ブラシで円を描くように磨く。
- 水でしっかり流して完了。
黄ばみ汚れのときよりも、重曹ペーストとラップをかけるという手間が加わりますが、この2つの手間だけで黒ずみをゴシゴシこすらなくて済むようになります。
ちなみに、床のタイルの目地や壁との境目のゴムパッキン(シーリング)などに黒カビが生えていたときは「かたくり粉+塩素系洗剤(漂白剤)」のコンビが役立ちます。
黒カビだった場合はかたくり粉+塩素系洗剤(漂白剤)で落ちる!
お風呂の床というよりも、タイルの目地やゴムパッキン(シーリング)によく生える黒カビ。
この黒カビは、「かたくり粉+塩素系洗剤(漂白剤)」のコンビネーションで根元からきれいに除去することができます。
【必要なもの】
・かたくり粉
・塩素系洗剤(キッチンハイターや、カビ取り専用剤など)
・小さい入れ物(かたくり粉と洗剤を混ぜる用)
・ヘラ(100円ショップで購入可能)
・ゴム手袋
- かたくり粉と塩素系洗剤(漂白剤)を、1:1程度に混ぜ合わせてペースト状にする。
- 黒カビが生えたタイルの目地やゴムパッキン(シーリング)に、(1)の塩素系洗剤ペーストを塗る。
- 30~60分ほど放置。
- 水で流して完了。
より少ない塩素系洗剤(漂白剤)で効果を最大限発揮したいときは、塩素系洗剤ペーストを塗った上から「キッチンペーパーやラップ」でパックするといいでしょう。
大抵の黒カビはこれで落ちますが、浴室全体に黒カビが蔓延しているような状態のときは、2~3回と複数回に分けて掃除しましょう。
お風呂の床掃除術3.水垢・白い汚れの落とし方
お風呂の床にできる、水垢・白い汚れの原因は水道水に含まれるミネラルや石鹸・シャンプーの残りカスです。
この水垢・白い汚れについては、お酢もしくはクエン酸とラップもしくはキッチンペーパーを使うことでラクにきれいに汚れを落とすことができます。
【必要なもの】
・お酢もしくはクエン酸
・ラップまたはキッチンペーパー
・掃除用ブラシ
水垢・白い汚れをラクにきれいに落とす手順
クエン酸を使うときは「クエン酸:水=小さじ1杯:100ml(カップ1/2)」を混ぜてクエン酸水を作っておきましょう。
ラップとキッチンペーパーで手順が少しだけ異なるので、わけてご紹介します。
- お酢もしくは、クエン酸水を汚れが気になる場所にかける。
- お酢・クエン酸水の上からラップを被せ、パックする。
- 20~30分ほど放置する。
- 掃除用ブラシで円を描くように磨いて、水で流して完了。
- お酢もしくはクエン酸水をキッチンペーパーに染みこませる。
- (1)のキッチンペーパーを汚れが気になる箇所に貼り付ける。
- 20~30分ほど放置する。
- 掃除用ブラシで円を描くように磨いて、水で流して完了。
この方法は、床だけでなくシャンプーのボトルや鏡のうろこ汚れにも使えます。
ただし、鏡のうろこ汚れは掃除用ブラシではなく、「うろことり用スポンジ(ダイヤモンドクリーナーなどのダイヤモンド○○)」を使って仕上げるのがおすすめです。
お風呂の床掃除をしてもきれいに見えないときの最終手段!
お風呂の床を頑張って掃除しているのに、「カタログに載っているようなきれいなお風呂にならない!」と感じていませんか?
また、自分では頑張って掃除はしたけれども、圧倒的に掃除にかけられる時間がない、時間が経ちすぎて新築のときのような真っ白いお風呂には戻らないという場合。
このような場合は、ちょっと視点を変えてみるといいかもしれません。
お風呂の照明を『昼白色』にすると白く見える
お風呂メーカーのカタログやWEBサイトを見ていると、「窓が小さいのに真っ白い浴室」の写真がずらぁ~っと並んでいますよね。
あれは新品だから白く見えているわけではなく、照明に使われている電球の色が『昼白色』だから白くきれいに見えているのです。
お風呂の場合は、夜寝る前に入ってもリラックスできるように「電球色」を使っていることが多いですが、きれいな浴室にしたいという人は一度「昼白色」に変えてみるのもいいでしょう。
「本気」のハウスクリーニングを『単発で利用する』
どんなお風呂でも、時間をかけて本気で掃除をすれば素材本来の色を取り戻すことは可能です。
しかし、その時間をかけられない、仕事や育児が忙しくて掃除をする体力自体残ることがないという人も多いと思います。
そういったときは、『1回だけ』『浴室だけ』ハウスクリーニングを頼むことを検討してみてはいかがでしょうか。
昔は、ハウスクリーニングというと家全体やマンションの個室全体を清掃するサービスしかありませんでしたが、最近は「キッチンだけ」「浴室だけ」「年1回の大掃除だけ」と気軽に頼めるようなプランが用意されています。
1回きれいにしてもらえれば、自分で軽い掃除をするだけできれいな状態を維持しつづけることも可能ですので、一度試してみてはいかがでしょうか。
お風呂の床掃除をラクにきれいに仕上げる方法まとめ
今回紹介した、重曹・お酢・クエン酸を使った方法は基本的につけおきで汚れを落とすことができます。
ちょっと大変ですが、夜寝る前につけおきまでやっておいて、朝シャンのときに水で流すということをやるだけでもきれいな状態を保ちやすくなります。
ただ、共働きや子供が小さいときなどは育児や仕事で忙殺されて家事に全く手が回らないということもあるので、そういったときは上手くハウスクリーニングなどを利用するということも考えてみるといいでしょう。