お風呂掃除のつけおき術を一挙紹介!~重曹・クエン酸・セスキ・オキシクリーン(酸素系漂白剤)~

お風呂

お風呂のつけおき掃除のやり方は、汚れの種類や箇所によってたくさんあります。

また、使う掃除グッズも、重曹・クエン酸・セスキ炭酸ソーダ・オキシクリーン(酸素系漂白剤)などなど、たくさんありますよね。

それぞれのやり方について、まとめて紹介してくれているサイトや本があればいいのですが、なかなかありません。

そこで今回は、お風呂掃除でつけおきをしたいと思っている人に向けて、重曹・セスキ炭酸ソーダ・オキシクリーン(酸素系漂白剤)を使った各種つけおきのやり方をご紹介します。

お風呂掃除のつけおき術で使う基本の道具

最初に、お風呂のつけおき掃除で使う基本の道具をご紹介しておきたいと思います。

各お掃除道具が買える場所、おすすめのメーカーから、各掃除道具別のつけおき術への「もくじ」も用意しているので、あなたが知りたいものをチェックしてみてください。

お風呂のつけおき掃除グッズ1.重曹

おすすめメーカー:ミヨシ石鹸、シャボン玉石けん

お風呂に限らず、家中の掃除に役立つのが「重曹」です。お風呂のつけおきはもちろん、キッチンのサビ落としや洗濯物の染み抜きなどにも使うことができます。
重曹は色々なメーカーの製品がありますが、ミヨシ石鹸の「暮らしの重曹」やシャボン玉石けんの重曹が人気です。

お風呂のつけおき掃除グッズ2.クエン酸(お酢)

おすすめメーカー:ミヨシ石鹸、シャボン玉石けん

クエン酸も重曹と同じく、家中の掃除に使うことができる定番お掃除アイテムです。蛇口や鏡の水垢・うろこ汚れ落としや、シャンプーボトルの石鹸カス落としに使うことができます。

重曹と同じく、ミヨシ石鹸とシャボン玉石けんのクエン酸が人気です。ちなみに、クエン酸の変わりにお酢を使うこともできます。

お酢は穀物酢がおすすめ

お酢を掃除で使うときは、「穀物酢」がおすすめです。

反対に、果実酢(飲むお酢)やすし酢などは、本来のお酢以外の成分が入っており、掃除には向いていません。

お酢とクエン酸はどっちがおすすめ?

お酢は原液そのままでお掃除に使えますが、クエン酸の場合は水に溶かす必要があるので、その手間を省きたい人はお酢がおすすめです。

しかし、お酢は掃除後しばらく(長くて半日ほど)は匂いが残ることがあるので、それが気になるという人はクエン酸を使うのがおすすめです。

お風呂のつけおき掃除グッズ3. セスキ炭酸ソーダ(セスキ炭酸ソーダ水)

おすすめメーカー:レック(激落ちくんのメーカー)
製品名:セスキの激落ちくん

一時期、テレビでお掃除タレントが使ったことで人気が出た「セスキ炭酸ソーダ(セスキ炭酸ソーダ水)」も、お風呂のつけおき掃除に使うことができます。

ただ、重曹よりも強力なので、つけおきよりもスプレーボトルに入れて汚れの酷い場所の掃除に使うのがおすすめです。

お風呂のつけおき掃除グッズ4.オキシクリーン(酸素系漂白剤)

メーカー名:オキシクリーン
製品名:オキシクリーン(アメリカ版)

一度使ったら手放せない最強のつけおき洗剤、「オキシクリーン」。

キッチンシンク、排水口、ふきんや雑巾、子供のシューズや大人のシャツの黄ばみ落としなどなど、オキシクリーンはあらゆる汚れのつけおき掃除に使われています。

もちろん、お風呂でも浴槽・入浴グッズ・床などのつけおき掃除に使うことができます。

お風呂掃除のつけおき術一覧

ここでは、重曹・クエン酸・セスキ・オキシクリーン(酸素系漂白剤)などを使った各種つけおきのやり方をご紹介します。

『重曹と残り湯』を使った浴槽のつけおき掃除術

重曹とお風呂の残り湯を使った、浴槽や入浴グッズのつけおき掃除のやり方をご紹介します。

このつけおき掃除のポイントは、「お風呂が温かいうちにやる」ことなのでお風呂を出た後すぐにやることをおすすめします。

【必要なもの】
・重曹:カップ1杯ほど
・残り湯
・スポンジ(いつも使っているものでOK)

  1. お風呂の残り湯に重曹をカップ1杯入れます。
  2. よ~くかき混ぜてから、お風呂のフタや椅子、桶を入れます。
  3. 一晩つけおき。
  4. 朝になったら、浴槽の水を抜いてスポンジでかるくこすって洗います。
  5. 水でしっかり洗い流して完了。

こすり洗いは必要ですが、つけおきをしておくだけでピンク汚れや垢をしっかり落とすことができます。

『重曹とクエン酸(お酢)』を使った排水口のつけおき掃除術

お風呂の排水口掃除をするときに、ゴム手袋をつけているとはいえ、いきなり汚れた排水溝を手で触るのには抵抗がありますよね。

とくに、掃除をしばらくしていないとヌメヌメした汚れがついているので、なおさら触りたくなくて、掃除をやる気がなくなってしまいます。

そこで役立つのが、「重曹とクエン酸(お酢)」を使ったつけおき掃除です。簡単にできるので、その手順をご紹介します。

・重曹(1/2~1カップ程度)
・お酢
・クエン酸(小さじ1杯と水100ml(カップ1/2)を混ぜて、クエン酸水にしておきます。)

  1. 重曹を排水口全体にまんべんなく振りかける。
  2. 重曹の上からお酢またはクエン酸水をかける。
  3. 20~30分ほど放置する。
  4. 水で流して完了。

これで、ヌメヌメ汚れや軽いピンク汚れは落とすことができます。

ただし、重曹・クエン酸の泡が届かない排水溝奥や細かい隙間には汚れが残りやすいので、専用のブラシでこすり洗いしておきましょう。

『クエン酸(お酢)とラップ』を使った蛇口やガラスのつけおき掃除術

お風呂の蛇口やガラスに、水垢・うろこ汚れがついているときは、「クエン酸(お酢)とラップ」を使ったつけおき掃除がおすすめです。

【必要なもの】
・お酢
・クエン酸(小さじ1杯と水100ml(カップ1/2)を混ぜて、クエン酸水にしておきます。)
・ラップ
・スプレーボトル

  1. お酢の場合は原液のまま、クエン酸の場合はクエン酸水にしてスプレーボトルに入れておきます。
  2. お酢またはクエン酸水を、蛇口やガラスにたっぷりスプレーします。
  3. スプレーした箇所の上からラップをします。
  4. 20~30分放置。
  5. いつも使っているスポンジなどで軽くこすって完了。

汚れがひどい場合は、複数回繰り返してつけおきすると徐々に汚れが落ちていきます。

また、メラミンスポンジや鏡の場合は「ウロコ取り用スポンジ」を仕上げに軽く使うとピッカピカに仕上がります。

『セスキ炭酸ソーダと残り湯』を使った浴槽・グッズのつけおき掃除術

ここでは、セスキ炭酸ソーダと残り湯を使ったつけおきのやり方をご紹介します。

といっても、重曹と同じやり方ですが、「お湯に入れる分量が違う」ので注意してください。

【必要なもの】
・セスキ炭酸ソーダ:30gほど(大さじ2杯くらい)
・残り湯
・ゴム手袋
・スポンジ

  1. 残り湯にセスキ炭酸ソーダを、30g(大さじ2杯ほど)入れてよくかき混ぜる。
  2. お湯の中に、お風呂のフタや椅子などを入れて一晩放置。
  3. 翌朝、スポンジでお風呂のフタや椅子を軽くこすって磨く。
  4. 水でしっかり流して完了。

重曹に比べてセスキ炭酸ソーダの入れる量は少なくて済みます。ただ、肌が弱い人などは肌荒れする可能性もあります。

また、セスキ炭酸ソーダの場合は、つけおきしなくても十分汚れを落とすことができます。

セスキ炭酸ソーダ:水=小さじ1:500mlをスプレーボトルに入れて、都度使うのがおすすめです。

『オキシクリーン』を使った浴槽・グッズのつけおき掃除術

最強のつけおきグッズのオキシクリーンを使った、浴槽・入浴グッズのつけおきのやり方をご紹介します。

ちなみに、オキシクリーンには日本版とアメリカ版がありますが、今回は洗浄力の強いアメリカ版オキシクリーンを使ったやり方をご紹介します。

【必要なもの】
・オキシクリーン(アメリカ版)
・ゴム手袋
・スポンジ

  1. 50度ほどのお湯を浴槽の半分くらい入れる(追い炊き機能があるお風呂は、追い炊き口が埋まるくらい)。
  2. オキシクリーンを浴槽に5~8杯ほど入れて、洗面器や掃除用ブラシなどでよくかき混ぜる。
  3. 浴槽に、オキシ漬けしたい入浴グッズなどを入れる。
  4. 30~60分ほど放置。
  5. 水を捨てて、スポンジでこすった後にお湯でしっかりすすぐ。追い炊き機能がないお風呂は、浴槽や入浴グッズをすすぎ終えたら完了。
  6. 追い炊き機能があるお風呂は、水を追い炊き口の上までためてから1回追い炊きして、追い炊き口内をすすいで完了。

日本版のオキシクリーンの場合は、アメリカ版の2~3倍の量を使います。また、浴槽に入れる前に洗面器に入れて、お湯でしっかり溶いてから入れるようにしましょう。

『オキシクリーン』を使ったお風呂の床のつけおき術

毎日掃除するのが大変な、お風呂の床もオキシクリーンを使ってつけおき掃除することができます。

お風呂の床に水を溜める場合は、排水口から水が流れないようにする必要があり、その方法がたくさんあります。今回は、一番簡単なビニール袋を使った方法をご紹介します。

【必要なもの】
・オキシクリーン(アメリカ版でも日本版でも一緒でOK)
・ゴム手袋
・ビニール袋(排水口が入るくらいの大きさ。スーパーでもらうものでOK)
・掃除用ブラシ(100均でOK)

  1. 排水口の受け皿をビニール袋に入れた状態で、排水口にセットする。
  2. ビニール袋の中に水を入れて、袋の口を閉めて排水口のカバーをする。
  3. オキシクリーンを付属スプーン2杯分、床にまんべんなく振りかける。
  4. 50度くらいのお湯をお風呂の床がしっかり浸かる程度、入れる。シャワーを使って、オキシクリーンを泡立てながら入れるのがおすすめです。
  5. 30~60分ほど放置。
  6. 掃除用ブラシで軽く磨いて、お湯でしっかり洗い流して完了。

お風呂の床によく発生する黄ばみ汚れや黒ずみ汚れ(皮脂が酸化したもの)は、オキシ漬けをしてからブラシで磨くとよく落ちるようになります。

お風呂掃除のつけおき術を一挙紹介まとめ

今回は、お風呂掃除のつけおき術について、よく使われるもの・人気のつけおき術のやり方についてご紹介しました。

つけおきすると、普段はスポンジやブラシでゴシゴシしないと落ちないような汚れもスルッと落ちるようになり、普段の掃除の手間を軽くすることができます。

はじめに紹介した重曹と残り湯のつけおき掃除などは、重曹を入れるだけでいいので初めてやる人にもおすすめです。

重曹は家中の掃除に役立つので、何かやりたいと思っている人は重曹を使ったつけおき掃除からはじめてみてはいかがでしょうか。

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